「努力すればするほど、みなさんに『おいしい』が提供できる」神谷 保夫さん(飛騨牛農家)


ブランド牛の中でも五指に入る飛騨牛。
その美味しい肉を届ける畜産農家とはどのような仕事なのでしょうか?

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飛騨牛農家の神谷さんが毎日必ずする仕事は掃除、餌やり、牛の観察です。
牛が快適に過ごすのが第一のため、体の僅かな変調などの病気の兆候も見逃しません。
また、日々の掃除をかかさずにしてアンモニア臭を取り除き、清潔さを保ちます。
餌やりは毎日、朝と夕方二回行い、干草やトウモロコシ、大豆を与えます。
その費用は月に600万円以上になることもあるそうです。

 

おいしい肉を作るための方法は牛の改良、育種などがあります。

牛の改良の場合は、病気に弱い、肉量が少ないなどの弱点をほかの牛で補えますが、同時に良さも消す可能性があります。
育種は良さを残しつつ弱点を補えますが時間がかかります。
このように長所と短所がそれぞれあり、難しい選択を農家はしなければなりません。

また、母牛にするか肉牛にするかの判断もこれからを左右する重要な選択となります。
神谷さんの仕事は生き物を扱うため、一筋縄ではいかず、予定通りにいかないことが多いそうです。しかし努力すればするほど、肉のおいしさに反映され、みんなに「おいしい」を提供できます。

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牛を育て、大きく成長させるまでには長い時間がかかり、育つ環境や牛の様子、経営の事を毎日考える日々は失敗の連続で苦悩するかもしれません。
それでも継続し、努力して最後まで育て上げたその事実が「やりがい」となり、これからの糧となるのです。

 

高校生の感想
取材者:森浩佐

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僕は学校で生物を選択し遺伝子や体の機能、構造を詳しく勉強しています。
今回、牛の品種改良や育種でどうすればよりおいしい肉を作ることができるかということを現場の方である神谷さんから直接聞けてとても勉強になりました。
また、一番驚いたはなしは安福というある牛の話です。
1980年に生まれた安福は奇跡的な肉質を持ち、ここまで飛騨牛をブランド化できたのは安福のおかげであるといっても過言ではないそうです。
ある個体がここまで影響を与えるのかと思いました。
僕は生き物の勉強をつづけ、いつか日本の農業の役に立てるよう頑張ります。

 

神谷牧場
【住所】岐阜県関市西田原1278番地

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